
【2026年2月19日】元所長が教える。建売住宅の価格交渉「通る時」と「通らない時

1. はじめに:価格交渉は「運」ではなく「論理」です
こんにちは。フォローアップ株式会社の矢塚です。 連日、私たちの「強み」についてお話ししていますが、本日は皆さまが一番気になっているであろうテーマ、「価格交渉」についてズバリ切り込みます。
物件のご案内時、よく「これ、あと100万円安くなりませんか?」と聞かれます。 結論から言えば、安くなることもあれば、1円も下がらないこともあります。 この違いは、担当者の機嫌や運ではありません。そこには明確な「メーカー側の論理」が存在します。元一建設の所長として、長年「値決め」をする側にいた私だからこそお伝えできる、交渉の裏側をお話しします。
2. メーカーが「YES」と言う条件
メーカーの担当者が値引きに応じるのは、彼らにとってのメリットがある時だけです。
在庫の回転期間: 完成から時間が経っており、早く資金を回収したい時。
販売目標の達成: 今月のノルマまであと1棟、というギリギリの状況。
逆に言えば、販売開始直後の物件や、すでに目標を達成している時期に無理な指値(値引き要求)をしても、まず通りません。 私は日々、各メーカーの担当者と情報交換を行い、「今の彼らのステータス(売りたい度合い)」を分析しています。だからこそ、「今ならいける」あるいは「今は待つべき」という正確なジャッジができるのです。
3. フォローアップの強み:根拠のある交渉術
私たちの強みは、「安くしてください!」と頭を下げるだけの交渉はしないことです。 メーカーの担当者が社内で稟議(上司の許可)を通しやすいように、「値引きをするための材料」をこちらから提供します。
「お客様は住宅ローンの事前審査も通過しており、契約もすぐに可能です」
「この価格であれば、確実に引き渡しまで進められます」
このように、「御社にとってもメリットがありますよ」という提案をセットにすることで、通常では通らない交渉を通す。これがプロの仲介です。
4.最後に
価格交渉は、単なる「安売り合戦」ではありません。 お互いが納得し、気持ちよく取引するための「調整」です。
明日は、この交渉術を最大限に活かすための「時期」についてお話しします。 実は、年間で最も大きなチャンスが、すぐそこに迫っています。
フォローアップ株式会社 代表取締役 矢塚 貴史
